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あながちなりの意味

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学研全訳古語辞典

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あながち・なり 【強ちなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


無理だ。身勝手だ。強引だ。


出典宇治拾遺 一・一三


「桜の散らむは、あながちにいかがはせむ」


[訳] 桜の花が散るのは、無理にどうすることができようか、できはしない。


ひたすらだ。ひたむきだ。一途(いちず)だ。


出典竹取物語 貴公子たちの求婚


「あながちに心ざしを見えありく」


[訳] 一途に真心が人目につくように歩き回る。


はなはだしい。ひどい。


出典源氏物語 明石


「二条院よりぞ、あながちに怪しき姿にてそぼち参れる」


[訳] 二条院(の紫の上の所)から(使いが)、ひどくみすぼらしい格好でびしょぬれで参上した。








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