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うるさしの意味

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うるさ・し

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


めんどうだ。わずらわしい。


出典枕草子 里にまかでたるに


「あまりうるさくもあれば、このたび出でたる所をば、いづくとなべてには知らせず」


[訳] (人の口が)あまりわずらわしくもあるので、今度退出した所は、どこと一般の人には知らせない。


わざとらしくていやみだ。


出典徒然草 三五


「見苦しとて、人に書かするはうるさし」


[訳] (字が)下手だからといって、他人に書かせるのはわざとらしくていやみだ。


立派だ。すぐれている。


出典今昔物語集 二八・四二


「うるさき兵(つはもの)の妻(め)とこそ思ひつるに」


[訳] 立派な武士の妻だと思っていたのに。


ゆきとどいている。気配りがされている。細心だ。


出典大鏡 道長下


「いとうるさくて候(さぶら)ひし宿りにまかりて」


[訳] とてもゆきとどいておりました家にうかがって。


注意

現代語の「うるさい(=やかましい)」の意味に使うのはまれである。








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