学研全訳古語辞典 |
かささぎの…
分類和歌
出典百人一首
「鵲(かささぎ)の渡せる橋に置く霜(しも)の白きを見れば夜(よ)ぞ更(ふ)けにける」
出典新古今集 冬・大伴家持(おほとものやかもち)
[訳] 鵲が天の川に架けた橋を思わせる宮中の御階(みはし)におりている霜の真っ白いのを見ると、もう夜も更けてしまったのだなあ。
鑑賞
「鵲の橋」の解釈には、宮中を天上になぞらえていう「(宮中の)殿舎の階段、御階」のほかに、「陰暦七月七日の七夕の夜に牽牛(けんぎゆう)・織女(しよくじよ)の二星が会うとき、鵲が翼を並べて天の川にかけ渡すという伝説の橋」から、「男女の契(ちぎ)りの橋渡しのたとえ」とする説もある。
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