学研全訳古語辞典 |
こく 【刻・剋】
一昼夜の二十四時間を十二等分し、これを十二支に配して表すもの。午前零時を「子(ね)の刻」とし、一刻は今の二時間に当たる。江戸時代には、一刻をさらに三等分して、それぞれ上刻・中刻・下刻といった。
こ・く 【扱く】
活用{か/き/く/く/け/け}
しごき落とす。むしり取る。
出典枕草子 五月の御精進のほど
「稲といふものを取り出(い)でて、…五、六人してこかせ」
[訳] 稲というものを取り出して、…五、六人してしごき落とさせ。
-こく 【石・斛】
①
容積の単位を表す。一石は一升の百倍で、約一八〇リットル。
②
和船の積載量や、材木の容積の単位を表す。一石は十立方尺で、約〇・二七八立方メートル。
③
大名・武士の知行高(ちぎようだか)の単位を表す。
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