古語:

ひとまの意味

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ひと-ま 【一間】

名詞

建物・橋などの、柱と柱の間一つ。


出典更級日記 竹芝寺


「勢多(せた)の橋をひとまばかりこぼちて」


[訳] 勢多の橋を(橋脚と橋脚との)間一つほど壊して。


縦横ともに柱と柱の間一つの長さの、小さな部屋。一つの部屋。


出典枕草子 成信の中将は


「一条の院に造らせ給(たま)ひたるひとまの所には」


[訳] 一条院にお造りになった一つの部屋の所には。


障子などの桟と桟の間一つ。



ひと-ま 【人間】

名詞

人のいないすき。人目のないとき。


出典更級日記 かどで


「等身(とうじん)に薬師仏(やくしほとけ)をつくりて、手洗ひなどして、ひとまにみそかに入りつつ」


[訳] 人間の身長と等しい高さに薬師如来(によらい)の像を作って、手洗いなどし(清め)て、人目のないときにひそかに(その部屋に)入っては。


人の訪れの間があくこと。疎遠になること。


出典女郎花 謡曲


「少し契りの障りあるひとまをまことと思ひけるか」


[訳] 少し仲違(なかたが)いで訪れの間があいたことを(私の)本当の心変わりと思ったのか。








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