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ほろほろとの意味

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学研全訳古語辞典

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ほろ-ほろ(と)

副詞

はらはら(と)。ぱらぱら(と)。▽木の葉や花などが散り落ちるようす。


出典笈の小文 俳文・芭蕉


「ほろほろと山吹(やまぶき)散るか滝の音―芭蕉」


[訳] ⇒ほろほろと…。


ばらばら(と)。▽人が分かれ散るようす。


出典源氏物語 夕霧


「修法(ずほふ)の壇こぼちて、ほろほろと出(い)づるに」


[訳] (僧たちは)修法の壇をうち壊して、ばらばらと退出するけれども。


はらはら(と)。ぽろぽろ(と)。▽涙がこぼれ落ちるようす。


出典源氏物語 少女


「いとどほろほろと泣き給(たま)ひて」


[訳] いよいよぽろぽろとお泣きになって。


びりびり(と)。ぼろぼろ(と)。▽物が裂けたり、砕けたりするようす。


出典源氏物語 紅葉賀


「とかく引きしろふ程に、ほころびほろほろと絶えぬ」


[訳] なにやかやと引っ張り合ううちに、(直衣の)縫い合わされていない部分がびりびりと切れてしまった。


ほろほろ(と)。▽雉(きじ)・山鳥などの鳴き声を表す。「ほろろ(と)」とも。


出典玉葉集 釈教


「山鳥のほろほろと鳴く声聞けば」


[訳] 山鳥のほろほろと鳴いている声を聞くと。



ほろほろと…

分類俳句


「ほろほろと山吹(やまぶき)散るか滝の音」


出典笈の小文 俳文・芭蕉(ばせう)


[訳] 滝の音がごうごうと響きわたっている。滝のほとりの山吹の花が、その音に誘われるかのようにはらはらと散っていることだ。


鑑賞

奈良県にある吉野川の急流、西河(にじつこう)の滝を訪れての作。吉野川のほとりの山吹は『古今和歌集』以来有名である。句は、散りやすい山吹のはかなさと、急流の音の激しさ・強さを取り合わせて、新鮮な趣にあふれる。「散るか」の「か」は詠嘆の終助詞。季語は「山吹」で、季は春。









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