古語:

めすの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

め・す 【召す】

[一]他動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


お呼びになる。お召しになる。▽「呼ぶ」「招く」の尊敬語。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「大臣(おとど)・上達部(かんだちめ)をめして」


[訳] (帝(みかど)は)大臣・公卿(くぎよう)をお召しになって。


お取り寄せになる。持って来させなさる。▽「取り寄す」の尊敬語。


出典源氏物語 常夏


「人召し、『篝火(かがりび)の台一つ、こなたに』とめす」


[訳] 人をお呼びになって「篝火の台を一つ、こちらに」とお取り寄せになる。


召し上がる。お食べになる。お飲みになる。▽「食ふ」「飲む」の尊敬語。


出典徒然草 二三六


「いざ給(たま)へ、出雲(いづも)拝みに。かいもちひめさせん」


[訳] さあ、いらっしゃい、出雲神社の参拝に。ぼたもちを召し上がらせよう(=ごちそうしよう)。


お着けになる。お召しになる。▽「着る」の尊敬語。


出典源氏物語 末摘花


「御直衣(おほんなほし)めして」


[訳] ふだんのお着物をお着けになって。


[二]自動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


お乗りになる。▽「乗る」の尊敬語。


出典平家物語 七・福原落


「人びと皆、御舟にめす」


[訳] (平家の)人々はみんな、お舟にお乗りになる。


[三]補助動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


尊敬の意の動詞の連用形に付いて、さらに尊敬の気持ちを高める。⇒思(おぼ)し召す。聞こし召す。知ろし召す。



め・す 【見す・看す】

他動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


ご覧になる。▽「見る」の尊敬語。


出典万葉集 四七九


「愛(は)しきかも皇子(みこ)の命(みこと)のあり通ひめしし活道(いくぢ)の路は荒れにけり」


[訳] まことに惜しいことだなあ。皇子様がいつもお出掛けになってご覧になった活道山の道は(今はもう)すっかり荒れはててしまったよ。


お治めになる。ご統治なさる。▽「治む」の尊敬語。


出典万葉集 一〇〇五


「やすみしし(=枕詞(まくらことば))わご大君のめし給(たま)ふ吉野の宮は」


[訳] わが天皇様がお治めになっていらっしゃる吉野の離宮は。


参考

動詞「み(見)る」の未然形に尊敬の助動詞「す」(四段活用)が付いた「みす」の変化した語。上代にだけ使用された。









めすのページへのリンク
「めす」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

めすのお隣キーワード

法人向けの高品質な翻訳サービス




めすのページの著作権
古語辞典情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2017 Printed in Japan

©2017 Weblio RSS