学研全訳古語辞典 |
もん 【文】
①
文(ぶん)。文章。多く、漢詩や漢文についていう。また、学問。
出典今昔物語集 一〇・二四
「我、もんを学せむと思ふといへども」
[訳] 自分は学問を学ぼうと思うといっても。
②
「経文(きやうもん)」「呪文(じゆもん)(=まじないに唱える文句)」の略。
出典太平記 二四
「口にもんを呪(じゆ)したるに」
[訳] 口に呪文をとなえたところ。
-もん 【文】
①
銭貨の単位。一文は一貫の千分の一。
②
足袋の大きさの単位。底の長さで測り、一文は八分(ぶ)(=約二・四センチ)。▽一文銭の直径を基準とするところから。
もん 【紋・文】
①
模様。あや。
②
紋所。家紋。
もん 【門】
①
(家の)門。かど。
②
(町境の)木戸。
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