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わびしの意味

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わび・し 【侘びし】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


つらい。やりきれない。


出典枕草子 うらやましげなるもの


「やうやう暑くさへなりて、まことにわびしくて、など、かからでよき日もあらむものを、何しにまうでつらむと」


[訳] (参詣(さんけい)の坂道の途中で)だんだん暑くまでなってきて、とてもつらくて、どうして、こんなふうでない、(ほかに参詣に)よい日もあるだろうに、何のためにお参りしたのだろうと。


興ざめだ。つまらない。がっかりする。情けない。物足りない。


出典徒然草 一〇


「前栽(せんざい)の草木まで心のままならず作りなせるは、見る目も苦しく、いとわびし」


[訳] 庭の植え込みの草木まで自然のままでなくそれらしく作り上げてあるのは、見た目も不快で、とても興ざめだ。


困ったことだ。閉口する。


出典宇治拾遺 一・一二


「『や、な起こし奉りそ。幼き人は寝入り給(たま)ひにけり』と言ふ声のしければ、あなわびしと思ひて」


[訳] 「これ、お起こし申すな。幼い人はすっかり寝てしまわれたのだ」という声がしたので、ああ困ったことだと思って。


貧しい。みすぼらしい。


出典今昔物語集 二五・一一


「身のわびしければ、盗人(ぬすびと)をもし」


[訳] 自分が貧しいので、どろぼうまでもし。


もの寂しい。心細い。


出典古今集 秋上


「山里は秋こそことにわびしけれ鹿(しか)の鳴く音(ね)に目を覚ましつつ」


[訳] ⇒やまざとはあきこそことに…。


参考

「わびし」と「さびし」の違い 「わびし」が思うようにならない、やりきれないといった失意の念が根底にあるのに対して、「さびし」は、何かが失われて物足りない、活気がなくなりさびれているという欠如の感じが根底にある。









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