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不覚なりの意味

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ふ-かく・なり 【不覚なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


あさはかだ。愚かだ。思慮分別がないさま。


出典今昔物語集 二八・三


「和歌は読みけれども、心のふかくにて」


[訳] 和歌は(上手に)よんだけれども、心があさはかであって。


無意識だ。思わずするようすだ。


出典今昔物語集 四・八


「ふかくに涙落ちて」


[訳] 無意識に涙が落ちて。


意識不明だ。人事不省だ。


出典大鏡 道兼


「ことのほかにふかくになり給(たま)ひにけり」


[訳] 思いのほか意識不明におなりになってしまった。


ひきょうだ。おくびょうだ。


出典摂待 謡曲


「『剛(かう)なり』とも申し、また『ふかくなり』とも申す」


[訳] (継信(つぐのぶ)の最期のようすは)「力強い」とも申し、また「おくびょうだ」とも申します。








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