古語:

世に無しの意味

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学研全訳古語辞典

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よ-に-な・し 【世に無し】

分類連語


この世にはいない。


出典源氏物語 若紫


「故按察(あぜち)大納言は、よになくて久しくなり侍(はべ)りぬれば」


[訳] 亡き按察大納言は、この世にいなくなって久しくなっていましたので。


この世に例がない。世にまたとない。


出典竹取物語 かぐや姫の生ひ立ち


「この児(ちご)のかたちけうらなる事よになく」


[訳] この子(=かぐや姫)の容貌(ようぼう)の清らかで美しいことといったら世にまたとなく。


世に時めいていない。身分が低い。


出典平家物語 一〇・横笛


「出仕なんどをも心やすうせさせんとすれば、よになき者を思ひそめて」


[訳] 宮仕えなども心やすくさせようとするのに、身分の低い者を好きになって。


なりたち

名詞「よ」+格助詞「に」+形容詞「なし」








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