古語:

何らの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

いずら 【何ら】

⇒いづら



いづ-ら 【何ら】

[一]代名詞

どこ。▽方向・場所についていう不定称の指示代名詞。


出典万葉集 三六八九


「家人(いへびと)のいづらと我を問はばいかに言はむ」


[訳] 家人がどこと私に尋ねたらどう言おうか。


[二]感動詞

さあさあ。▽相手の行動を促すときに発する語。


出典源氏物語 帚木


「『いづら』とのたまふに、しかじかと申す」


[訳] 「さあさあ(言え)」とおっしゃるので、これこれこうと申し上げる。


どれどれ。どうした。▽疑問に思って問いかけたり自問したりするときに発する語。


出典堤中納言 はいずみ


「いづら、いづこにぞ」


[訳] (櫛(くし)の箱は)どれどれ、どこにあるの。


参考

「ら」は漠然とした場所・方向を表す接尾語。








何らのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

何らのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




何らのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS