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僻僻しの意味

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ひがひが-・し 【僻僻し】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


ひねくれている。素直でない。情趣を解さない。


出典徒然草 三一


「この雪いかが見ると、一筆のたまはせぬほどのひがひがしからん人の仰せらるること、聞き入るべきかは」


[訳] この雪をどのように見るかと、手紙に一言もおっしゃらないほどの情趣を解さないような人が言われることを、聞き入れることができようか、いや、できない。


みっともない。見苦しい。非常識だ。


出典源氏物語 玉鬘


「着たる物の人ざまに似ぬはひがひがしうもありかし」


[訳] 着ている物が人柄に似合わないのは、みっともなくもあることだよ。◇「ひがひがしう」はウ音便。


調子が変だ。ふつうでない。


出典源氏物語 若菜下


「年ごろ、かく埋もれて過ぐすに耳なども少しひがひがしくなりたるにやあらむ」


[訳] 長年このように世の中から引きこもって過ごしているから、耳なども少し調子が変になっているのだろうか。








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