北村季吟

学研全訳古語辞典

北村季吟

分類 人名; （一六二四～一七〇五）江戸時代前期の国学者・歌人・俳人。号は、拾穂軒（しゆうすいけん）、湖月亭（こげつてい）。近江（おうみ）（滋賀県）の人。松永貞徳（ていとく）に俳諧（はいかい）を、飛鳥井雅章（あすかいまさあき）に歌学を学んだ。俳諧宗匠（そうしよう）として立ち、門下から松尾芭蕉（ばしよう）が出た。幕府の歌学方（＝歌学を取り扱う役職）となり、古典注釈書『源氏物語湖月抄』『枕草子春曙（しゆんしよ）抄』などを著した。