古語:

即ちの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

すなはち 【即ち・則ち】

[一]名詞

その時。当時。


出典万葉集 一五〇五


「ほととぎす鳴きしすなはち君が家に行けと追ひしは至りけむかも」


[訳] ほととぎすが鳴いたその時、あなたの家へ行けと追いやった、そのほととぎすは行き着いたであろうか。


[二]副詞

すぐに。ただちに。即座に。


出典方丈記 


「かくわびしれたる者どもの、ありくかと見れば、すなはち倒れ伏しぬ」


[訳] このようにつらい目にあってぼけたようになっている者たちが、歩いているかと思うと、すぐに倒れて横たわってしまう。


[三]接続詞

とりもなおさず。言うまでもなく。つまり。


出典徒然草 一八八


「一時(いちじ)の懈怠(けだい)、すなはち一生の懈怠となる」


[訳] 一時の怠けが、とりもなおさず一生の怠けになる。


そういうわけで。そこで。


出典方丈記 


「おのづから短き運を悟りぬ。すなはち、五十(いそぢ)の春を迎へて、家を出(い)で世を背けり」


[訳] 自然に自分の不運を悟った。そういうわけで、五十歳の春になって、出家して俗世間から離れた。



すなわち 【即ち・則ち】

⇒すなはち








即ちのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

即ちのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




即ちのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS