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及ぶの意味

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およ・ぶ 【及ぶ】

自動詞バ行四段活用

活用{ば/び/ぶ/ぶ/べ/べ}


届く。達する。


出典平家物語 四・橋合戦


「馬の足のおよばうほどは手綱をくれてあゆませよ」


[訳] 馬の足が川底に届くようなうちは手綱をゆるめて(馬を)歩かせよ。


なる。至る。


出典徒然草 二一五


「こころよく数献(すこん)におよびて興に入られはべりき」


[訳] 気持ちよく何杯か杯を重ねるに至って、いいご機嫌になられました。


〔多く打消の語を伴って〕同じ程度になる。匹敵する。かなう。


出典平家物語 一・祇園精舎


「伝へ承るこそ、心もことばもおよばれね」


[訳] (清盛公のおごりのありさまは)伝え聞き申し上げると想像する心も、言い表す言葉もかなうことができない(=想像を絶する)。


目標に届くようにする。のしかかるようにする。


出典枕草子 七月ばかりいみじうあつければ


「枕上(まくらがみ)なる扇、わが持(も)たるしておよびてかき寄するが」


[訳] (男が)枕元にある扇を自分が持っている扇でのしかかるようにして引き寄せるが。








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