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受くの意味

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う・く 【受く】

他動詞カ行下二段活用

活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}


受け止める。受け取る。


出典万葉集 一九六六


「風に散る花橘(はなたちばな)を袖(そで)にうけて」


[訳] 風に散る橘の花を袖に受け止めて。


聞き入れる。承知する。


出典竹取物語 貴公子たちの求婚


「『よきことなり』とうけつ」


[訳] (翁(おきな)は)「それはよいことだ」と承知した。


こうむる。授かる。身に受ける。


出典徒然草 一五五


「ただし、病(やまひ)をうけ、子産み、死ぬることのみ、機嫌をはからず」


[訳] ただし、病気にかかり、子を生み、死ぬことだけは時機に無関係である。


信頼する。好意をもつ。


出典今昔物語集 二五・五


「身に敵(かたき)もなく、よろづの人にうけられてなむありける」


[訳] 自分を敵とする者もなく、みなの人から信頼されていたのだった。


金を払って引き取る。請け出す。


出典世間胸算用 浮世・西鶴


「その後うくる事成りがたく」


[訳] (質に入れた衣類も)その後請け出すことができなくて。◇「請く」とも書く。近世語。








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