如何にしても

学研全訳古語辞典

いかに－し－て－も 【如何にしても】

分類 連語

① なんとかして。なんとしても。▽願望の意を強調する。

出典 狭衣物語 一

「ただいかにしても死ぬるわざもがな」

[訳] ただなんとしても死ぬ手だてがほしい。

② なんとしても。どうあろうとも。▽断定・打消の意を強調する。

出典 世間胸算用 浮世・西鶴

「いかにしてもこなたの横に出やうが古い」

[訳] なんとしてもお前の横車の押しようは古い。

なりたち 副詞「いかに」＋サ変動詞「す」の連用形＋接続助詞「て」＋係助詞「も」