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打ち湿るの意味

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うち-しめ・る 【打ち湿る】

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


水気を帯びてしっとりする。湿る。


出典源氏物語 宿木


「露にうちしめりたまへるかをり」


[訳] (庭の草の)露に湿りなさった(薫(かおる)のお召し物の)薫りが。


物静かになる。しっとりと落ち着く。しんみりする。


出典源氏物語 蛍


「うちしめりたる宮の御けはひも、いと艶(えん)なり」


[訳] しっとりと落ち着いた(兵部卿(ひようぶきよう)の)宮のごようすも、まことに優美である。


物思いに沈む。ふさぎ込む。


出典源氏物語 柏木


「うちしめり、面瘦(おもや)せたまへらん御さまの」


[訳] 物思いに沈み、顔がおやせになっていらっしゃるだろうと思われるごようすが。◆「うち」は接頭語。








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