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方の意味

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学研全訳古語辞典

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かた 【方】

名詞

方。方向。方角。方位。


出典伊勢物語 九


「あづまのかたに住むべき国求めにとて行きけり」


[訳] 東国の方に住むにふさわしい国を探し求めるためにと思って出かけていった。


所。場所。地点。


出典土佐日記 一・一六


「霜だにも置かぬかたぞと言ふなれど」


[訳] 霜さえも降りない場所だと言うようだけれど。


方面。それに関する点。


出典源氏物語 桐壺


「天(あめ)の下助くるかたにて見れば」


[訳] 天下の政治を助けるという面として見ると。


人。方。▽多く貴人を尊敬してさすときに用いる。


出典源氏物語 桐壺


「おのづから、軽きかたにも見えしを」


[訳] (更衣は)自然と軽い身分の人に見えたのだが。


方法。手段。


出典宇治拾遺 一・三


「恐ろしさ、すべきかたなし」


[訳] 恐ろしさは、どうしてよいか方法がない。


時。ころ。


出典源氏物語 葵


「御文(ふみ)ばかりぞ、暮れつかたある」


[訳] お手紙ばかりが、日が暮れるころに届く。


組。仲間。


出典源氏物語 絵合


「左・右と、かた分かたせ給(たま)ふ」


[訳] 左と右とに組をお分けになる。



はう 【方】

名詞

方角。方位。方向。


いくつかあるうちの一つのがわ。


正方形。正方形の一辺。


出典平家物語 二・座主流


「はう一尺の箱あり」


[訳] (正方形の)一辺が一尺の箱がある。


方法。やり方。


(薬や香の)調合。処方。


出典雨月物語 菊花の約


「薬を選み、みづからはうを案じ」


[訳] 薬を選び、自分自身で(薬の)調合を考えて。


参考

の意味では「ほう」とも書く。



-がた 【方】

接尾語

…ごろ。▽だいたいの時期・時分を表す。「つごもりがた」「暮れがた」。


一方の側、また、その方角、仲間などを表す。「女がた」。


人を表す語に付いて、敬意をこめて、複数であることを表す。「おまへさんがた」



ホウ 【方・庖・放・袍】

⇒はう



え 【重・上・戸・方・家】

⇒へ



へ 【辺・方】

名詞

辺り。ほとり。そば。


出典万葉集 四〇九四


「大君のへにこそ死なめ」


[訳] (私は)天皇のそばでこそ死のう。


海辺。海岸。


出典日本書紀 神代下


「沖つ藻はへには寄れども」


[訳] 沖の藻は海辺に近寄るけれども。[反対語] 沖(おき)。









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