古語:

来し方行く末の意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > 来し方行く末の解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

きしかた-ゆくすゑ 【来し方行く末】

分類連語


「きしかたゆくさき」に同じ。


出典源氏物語 須磨


「万(よろづ)のこと、きしかたゆくすゑ思ひ続け給(たま)ふに、悲しきこと、いとさまざまなり」


[訳] いろいろのこと、これまでのことやこれからのことを思い続けなさると、悲しいことが、たいそうさまざまである。


通り過ぎて来た場所・方角と、これから行く場所・方角。


出典竹取物語 蓬莱の玉の枝


「きしかたゆくすゑも知らず、海に紛れむとしき」


[訳] 来た方角も行く先もわからず、海にまぎれこみそうになった。◆「ゆくすゑ」は名詞。



こしかた-ゆくすゑ 【来し方行く末】

分類連語


過ぎて来た方向とこれから向かう方向。


過去と未来。


出典平家物語 一〇・海道下


「こしかたゆくすゑの事ども思ひ続け給(たま)ふに」


[訳] (月日が流れ)過去と未来のことなどを考え続けられるにつけて。◆「こしかたゆくさき」とも。


なりたち

カ変動詞「来(く)」の未然形+過去の助動詞「き」の連体形+名詞「かた」+名詞「ゆくすゑ」








来し方行く末のページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

来し方行く末のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




来し方行く末のページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS