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聞き分くの意味

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学研全訳古語辞典

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きき-わ・く 【聞き分く】

[一]他動詞カ行四段活用

活用{か/き/く/く/け/け}


(音を)聞き分ける。


出典源氏物語 賢木


「そのことともききわかれぬほどに」


[訳] 何の曲とも聞き分けられないほどに。


聞いて判断する。聞いて理解する。


出典古今集 春上


「春や疾(と)き花や遅きとききわかむ鶯(うぐひす)だにも鳴かずもあるかな」


[訳] 春が来るのが早いのか、花の咲くのが遅いのかと声を聞いて判断しようと思うそのうぐいすさえも鳴かないでいることよ。


[二]他動詞カ行下二段活用

活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}


[一]に同じ。


[一]に同じ。


聞いて納得する。承知する。


出典法妙童子 御伽


「童子(どうじ)ききわけて、『さもあらば、ともかくも母の仰せに従ふべし』とて」


[訳] 童子は納得して、「そういうことなら、とにかく母上のおっしゃることに従いましょう」と言って。


参考

中古までは四段活用、中世以降下二段活用がふえる。








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