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藤衣の意味

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ふぢ-ごろも 【藤衣】

名詞

ふじやくずなどの外皮の繊維で織った布の衣類。織り目が粗く、肌触りが硬い。貧しい者の衣服とされた。


出典万葉集 四一三


「須磨(すま)の海人(あま)の塩焼き衣(ぎぬ)のふぢごろも」


[訳] 須磨の海人が塩を焼くときの作業着である藤衣は。


喪服。「藤」とも。


出典古今集 哀傷


「ふぢごろもはつるる糸はわび人の涙の玉の緒(を)とぞなりける」


[訳] (喪が終わり)喪服からほつれる糸は(父を亡くし)悲嘆にくれている人(=私)の涙の玉を貫き通すひもになっていたのだなあ。◆「藤の衣(ころも)」とも。








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