古語:

訪ひの意味

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学研全訳古語辞典

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とぶらひ 【訪ひ】

名詞

訪問すること。見舞い。



おと-なひ 【音なひ・訪ひ】

名詞

音。響き。物音。


出典枕草子 心にくきもの


「うちそよめく衣(きぬ)のおとなひなつかしう」


[訳] さやさやと鳴る衣ずれの音が魅力的で。


(音によってわかる)ようす。気配。


出典更級日記 宮仕へ


「梅壺(うめつぼ)の女御(にようご)ののぼらせ給(たま)ふなるおとなひ、いみじく心にくく優なるにも」


[訳] 梅壺の女御が(清涼殿に)お上りになられるような気配が、とても奥ゆかしく優雅であるにつけても。


訪れ。訪問。


出典蜻蛉日記 下


「例ならぬほととぎすのおとなひにも、やすき空なく思ふべかめれ」


[訳] 例年にないほととぎすの訪れにも、心の休まるひまなく、物思いをするにちがいないようだ。


騒ぎ。評判。


出典増鏡 春の別れ


「世のおとなひ聞こしめす入道の宮・女院などの御心のうち今さらにいとかなし」


[訳] 世間の騒ぎをお聞きになる入道の宮(=禖子(ばいし)内親王)や女院(=永嘉門院)などのご心中は、今あらたにまことに悲しく感じる。








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