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跡絶ゆの意味

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あと-た・ゆ 【跡絶ゆ】

自動詞ヤ行下二段活用

活用{え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ}


行方をくらます。俗世を捨てて隠遁(いんとん)生活に入る。


出典源氏物語 明石


「これより深き山を求めてや、あとたえなまし」


[訳] ここよりも深い山を探し求めて、(いっそのこと)行方をくらましてしまおうか。


訪れる人がなくなる。


出典源氏物語 末摘花


「今は浅茅(あさぢ)分くる人もあとたえたるに」


[訳] 今は浅茅を分けて訪れる人もなくなっていたところに。


音信が途絶える。


出典源氏物語 橋姫


「京のことさへあとたえて」


[訳] 京のことまでも音信が途絶えて。



と-だ・ゆ 【跡絶ゆ】

自動詞ヤ行下二段活用

活用{え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ}


行き来がとだえる。特に、男が女の所に通わなくなる。


出典源氏物語 総角


「久しうとだえ給(たま)はむは、心細からむ」


[訳] 長い間行き来がとだえなさるのは、心細く思っているだろう。








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