古語:

辺りの意味

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学研全訳古語辞典

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あたり 【辺り】

名詞

付近。周辺。あたり。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「子(ね)の時ばかりに、家のあたり、昼の明かさにも過ぎて光りわたり」


[訳] 夜中の十二時ごろに、家の周辺が、昼の明るさと比べても、それ以上に一面に光り輝き。


(その状態にある)人。方。


出典紫式部日記 寛弘五・一一・一五


「あはれなりし人の語らひしあたりも」


[訳] かつて情趣をわかりあった人で親しく語り合った人も。


親類。縁者。


出典大鏡 師輔


「御あたりを広うかへり見給(たま)ふ御心深さに」


[訳] (安子は)ご縁者の方々を広くお目をかけ配慮なさるご愛情の深さから。



わたり 【辺り】

名詞

付近。あたり。


出典徒然草 八九


「このわたりに見知れる僧なり」


[訳] このあたりで見知っている僧である。


かた。あたり。▽人や人々を間接的にさしていう。


出典源氏物語 末摘花


「すこしゆゑづきて聞こゆるわたりは」


[訳] 少し風情があるようにうわさのあるかたは。








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