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陰の意味

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学研全訳古語辞典

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いん 【陰】

名詞

中国の易学で宇宙の根源とされる二つの気のうちの一つ。受動的・消極的な作用をもつ気。たとえば、月・地・冬・女・北など。[反対語] 陽(やう)。



かげ 【陰・蔭】

名詞

物陰。陰。


出典伊勢物語 九


「その沢のほとりの木のかげに下りゐて、乾飯(かれいひ)食ひけり」


[訳] その沢のほとりの木のかげに、馬から降りて座って、干し飯を食べた。


かばってくれるもの。よりどころ。


出典更級日記 宮仕へ


「我を子としも頼もしからむかげのやうに、思ひ頼み」


[訳] 私を子供として頼りになりそうなよりどころのように思いたのみ。


かばってくれる人。おかげ。恩恵。


出典更級日記 夫の死


「帝(みかど)きさきの御かげに隠るべきさまをのみ」


[訳] 帝や后のご恩をこうむるような身となるのだとばかり。








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