古語:

雲居の意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

くもい 【雲居・雲井】

⇒くもゐ



くも-ゐ 【雲居・雲井】

名詞

大空。天上。▽雲のある所。


出典枕草子 鳥は


「鳴く声くもゐまで聞こゆる、いとめでたし」


[訳] (鶴(つる)の)鳴く声が天上まで聞こえる(という)のは、まことにけっこうだ。


雲。


出典詞花集 雑下


「わたの原漕(こ)ぎ出(い)でてみればひさかたのくもゐにまがふ沖つ白波(しらなみ)」


[訳] ⇒わたのはらこぎいでてみれば…。


はるかに離れた所。


出典徒然草 一三七


「遠きくもゐを思ひやり、浅茅(あさぢ)が宿に昔をしのぶこそ」


[訳] 遠いはるか離れた所(にいる恋人)に思いをはせ、ちがやの茂っている荒れた家で昔(の恋)を追想するのは。


宮中。皇居。


出典大和物語 一〇六


「くもゐにてよをふるころはさみだれのあめの下にぞ生けるかひなき」


[訳] (あなたから遠く離れた)宮中で夜を過ごしているころは五月雨(さみだれ)ではないが心がみだれ、この世に生きているかいがないように思われることだ。








雲居のページへのリンク
「雲居」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

雲居のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




雲居のページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS