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風情の意味

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学研全訳古語辞典

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ふ-ぜい 【風情】

名詞

風流な趣。情趣。風雅。


出典方丈記 


「岡(をか)の屋にゆきかふ船をながめて、満沙弥(まんしやみ)がふぜいを盗み」


[訳] 岡の屋(=船着き場)に行き来する船をながめて、沙弥満誓(しやみまんぜい)(=奈良時代の歌人)の風流な趣をまねて学び。


ようす。ありさま。気配。


出典義経記 六


「景時(かげとき)父子が命に従ふ者、風に草木の靡(なび)くふぜいなれば」


[訳] 景時父子の命令に従う者は、風に草木がなびくかのようなようすであるので。


(能楽で)趣のある所作。しぐさ。


出典風姿花伝 六


「為手(して)の言葉にもふぜいにもかからざらん所には、肝要(かんえう)の言葉をば載すべからず」


[訳] 主役の言葉にも所作にもならないような所には、大事なせりふを書き入れてはならない。








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