学研全訳古語辞典 |
ちゃう-じ 【丁子・丁字】
①
熱帯産の木の名。実からとった油を香料・薬剤とする。また、つぼみを乾燥させて香料・染料とする。
②
「丁子香(かう)」の略。①のつぼみからとった香料。
③
「丁子色」の略。①のつぼみで染めた色。やや濃い黄赤色。
ちゃう-じ 【停止】
差し止めること。禁止。
出典平家物語 二・座主流
「天台座主(ざす)明雲(めいうん)大僧正、公請(くじやう)をちゃうじせらるるうへ」
[訳] 天台座主の明雲大僧正は、朝廷から法会(ほうえ)に召されるのを差し止められた上に。
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