学研全訳古語辞典 |
ちゃう-・ず 【長ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
①
成長する。育つ。
出典今昔物語集 五・一四
「その子、漸(やうや)く勢(せい)ちゃうずるに」
[訳] その子は、だんだん体つきが成長すると。
②
年上である。年長である。
出典太平記 五
「年ちゃうぜるを先達(せんだち)に作り立て」
[訳] 年が上である者を先導役にしたてて。
③
ぬきんでる。すぐれる。
出典徒然草 一四五
「道にちゃうじぬる一言、神のごとし」
[訳] 専門の道でぬきん出ている人のひとことは、神の言葉のようだ。
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