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あだしの意味

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あだ・し

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


(一)

【他し・異し】他のものである。違っている。


出典玉の小櫛 


「あだし書どもは、かばかり長からぬだに」


[訳] 他の書などは、それほど長くないものでさえ。◇古くは「あたし」。


(二)

【徒し】はかない。変わりやすい。


出典玉葉集 春下


「あだし色になほうとまれぬ桜花」


[訳] 変わりやすい色にやはり嫌われてしまう桜の花。








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