学研全訳古語辞典 |
ちぎりきな…
分類和歌
出典百人一首
「契(ちぎ)りきなかたみに袖(そで)を絞(しぼ)りつつ末(すゑ)の松山波越さじとは」
出典後拾遺集 恋四・清原元輔(きよはらのもとすけ)
[訳] 約束したのだったね、お互いに涙に濡(ぬ)れた袖を絞りながら。あの末の松山を波が越すことがないように、決して心変わりはしないと。(それなのに、あなたは心変わりしてしまったのですね。)
鑑賞
本歌は『古今和歌集』東歌「君をおきてあだし心をわが持たば末の松山波も越えなむ」〈⇒きみをおきて…〉。
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