学研全訳古語辞典 |
めで-た・し
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
①
すばらしい。見事だ。りっぱだ。
出典枕草子 木の花は
「藤(ふぢ)の花は、しなひ長く、色濃く咲きたる、いとめでたし」
[訳] 藤の花は、花房のしだれが長く、色が濃く咲いているのが、とてもすばらしい。
②
喜ばしい。祝うべきだ。
出典平家物語 二・烽火之沙汰
「果報こそめでたうて、大臣の大将にいたらめ」
[訳] (前世の)果報が喜ばしいので、大臣で近衛の大将になるのであろう。◇「めでたう」はウ音便。
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