学研全訳古語辞典 |
めぐりあひて…
分類和歌
出典百人一首
「めぐり逢(あ)ひて見しやそれとも分かぬ間(ま)に雲隠れにし夜半(よは)の月かな」
出典新古今集 雑上・紫式部(むらさきしきぶ)
[訳] めぐり逢って、見たのはそれかどうかもはっきりわからないうちに雲に隠れてしまった夜中の月のように、(逢ったのかどうかもはっきりしないうちに)あわただしく帰ってしまわれたあなたよ。
鑑賞
久しぶりに会った幼友達があわただしく帰ってしまった、その名残(なごり)惜しさを詠(よ)んだ歌。『新古今和歌集』の第五句は「夜半(よは)の月影(つきかげ)」。
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