学研全訳古語辞典 |
うち-あか・む 【打ち赤む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
(顔などが)赤くなる。赤みを帯びる。
出典源氏物語 夕霧
「にほひやかにうちあかみたまへる顔いとをかしげなり」
[訳] (雲居雁(くもいのかり)の)つややかに赤くなっていらっしゃるお顔は、とても愛らしい感じである。◆「うち」は接頭語。
活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}
(顔などを)赤くする。赤らめる。
出典源氏物語 夕霧
「御顔うちあかめて、心憂(う)く、さまで後(おく)らかしたまふべきにや」
[訳] (紫の上は)お顔を赤らめて、情けなく、それほど長く私をあとにお残しになるおつもりか。◆「うち」は接頭語。
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