古語:

不束なりの意味

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ふつつか・なり 【不束なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


どっしりしている。重々しい。


出典宇津保物語 蔵開上


「いと大きやかに、ふつつかに肥え給(たま)へるが」


[訳] たいそう大きくて、どっしりとお太りになっているのが。


不格好だ。ごつい。


出典源氏物語 夕顔


「少し黒みやつれたる旅姿、いとふつつかに心づきなし」


[訳] 少し黒ずんでやつれている旅の姿は、たいそう不格好で興味が持てない。


軽率だ。


出典徒然草 五


「不幸に愁へに沈める人の、頭(かしら)おろしなど、ふつつかに思ひとりたるにはあらで」


[訳] 不幸なことに悲しみに沈んでいる人が、髪をそって出家するといったふうに、(一時の興奮などで)軽率に決心したのではなくて。


注意

現代語の「行き届かない」意味はない。








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