学研全訳古語辞典 |
くだん-の 【件の】
①
前述の。上述の。
出典平家物語 九・敦盛最期
「くだんの笛は祖父(おほぢ)忠盛笛の上手(じやうず)にて、鳥羽(とば)院より給(たま)はられたりけるとぞ聞こえし」
[訳] 前述の笛は、祖父の忠盛が笛の名人だったので、鳥羽上皇からいただきなさっていたものとうわさされていた。
②
例の。いつもの。
出典保元物語 中
「くだんの大矢を打ちくはせ」
[訳] 例の大きな矢をひょいとつがえ。◆「くだん」は「くだり」の撥(はつ)音便。
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①
前述の。上述の。
出典平家物語 九・敦盛最期
「くだんの笛は祖父(おほぢ)忠盛笛の上手(じやうず)にて、鳥羽(とば)院より給(たま)はられたりけるとぞ聞こえし」
[訳] 前述の笛は、祖父の忠盛が笛の名人だったので、鳥羽上皇からいただきなさっていたものとうわさされていた。
②
例の。いつもの。
出典保元物語 中
「くだんの大矢を打ちくはせ」
[訳] 例の大きな矢をひょいとつがえ。◆「くだん」は「くだり」の撥(はつ)音便。
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