学研全訳古語辞典 |
せんだん-は-ふたば-より-かうば・し 【栴檀は二葉より香ばし】
分類連語
大成する人は幼少のときからすぐれているというたとえ。▽栴檀は発芽のころから早くも香気を放つことから。
出典平家物語 一・殿下乗合
「せんだんはふたばよりかうばしとこそ見えたれ。既(すで)に十二三にならむずる者が、今は礼儀を存知(ぞんぢ)してこそふるまふべきに」
[訳] 栴檀は二葉より芳(かんば)しいと言われている。すでに十二、三歳になろうとする者が、もう礼儀を心得てふるまうべきなのに。
栴檀は二葉より香ばしのページへのリンク |