学研全訳古語辞典 |
した・く
活用{か/き/く/く/け/け}
乱れる。荒れる。「しだく」とも。
出典夫木抄 秋二
「野風にしたく刈萱(かるかや)の」
[訳] 野に吹く風に乱れる刈萱(=草の名)が。
活用{か/き/く/く/け/け}
〔多く「踏む」「嚙(か)む」などに付いて〕乱す。荒らす。「しだく」とも。
出典枕草子 大納言殿まゐり給ひて
「指貫(さしぬき)を長う踏みしたきて」
[訳] 指貫を長く(引きずって)踏み乱して。
し-たく 【支度・仕度】
①
心積もり。用意。準備。
②
食事。腹ごしらえ。
したくのページへのリンク |