学研全訳古語辞典 |
ぬき-みだ・る 【貫き乱る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
貫いている緒が抜けるなどして玉などが乱れ散る。
出典拾遺集 恋一
「ぬきみだる涙の玉もとまるやと」
[訳] 貫いている糸が抜けて玉が乱れ散るように散る涙の玉もとまるかもしれないと。
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
貫いている緒を抜くなどして玉などを乱れ散らす。
出典古今集 雑上
「ぬきみだる人こそあるらし白玉の間(ま)なくも散るか」
[訳] 糸を抜いて玉を乱れ散らす人がいるらしい。白玉(=涙)が絶え間もなく散ることよ。
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