学研全訳古語辞典 |
つら-ぬ・く 【貫く】
活用{か/き/く/く/け/け}
端から端まで突き通す。つらぬく。
出典枕草子 九月ばかり、夜一夜
「白き玉をつらぬきたるやうなるこそ」
[訳] 白い玉を(糸で)つらぬいたようであるのは。
ぬ・く 【貫く】
活用{か/き/く/く/け/け}
通す。つらぬく。
出典古今集 春上
「あさみどり(=枕詞(まくらことば))糸よりかけて白露を玉にもぬける春の柳か」
[訳] 薄緑色の糸をよって掛けて、白露を玉のように並べてつらぬいている春の柳であるよ。
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