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すずしの意味

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すず・し 【涼し】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


涼しい。


出典笈日記 俳諧


「朝露によごれてすずし瓜(うり)の泥(どろ)―芭蕉」


[訳] 夏の早朝、とったばかりでまだ泥のついたままの瓜の表面が朝露にぬれ、いかにも涼しい風情である。


清らかに澄んでいる。曇りがない。


出典源氏物語 常夏


「秋の夜、月影すずしきほど」


[訳] 秋の夜、月の光が清らかに澄んでいるころ。


さわやかである。すがすがしい。さっぱりしている。


出典源氏物語 明石


「思ふことかつがつかなひぬる心地して、すずしう思ひゐたるに」


[訳] (明石入道(あかしのにゆうどう)は)念願がともかくかなった気持ちになって、すがすがしい思いでいたところ。◇「すずしう」はウ音便。



すずし 【生絹】

名詞

練っていない(=灰汁(あく)などで煮ていない)絹糸。また、その糸で織った布。張りがあって薄くて軽く、主に夏の衣服に用いる。古くは「すすし」。[反対語] 練り絹(ぎぬ)。








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