古語:

向かひ火の意味

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むかひ-び 【向かひ火】

名詞

燃え進んで来る火に対して、こちらから火を放って、向こうからの火の勢いを弱らせること。


出典古事記 景行


「その火打ちもちて、火を打ち出(い)でて、むかひびをつけて焼き退(そ)けて」


[訳] その火打ち石で、火を打ち出して、向かい火をつけて(迫って来る火を)焼き退けて。


相手の怒りに対して、こちらも負けずに怒って、相手の勢いに対抗すること。


出典源氏物語 真木柱


「憎げにふすべ恨みなどし給(たま)はば、…我もむかひび作りてあるべきを」


[訳] 憎らしげに嫉妬(しつと)し恨んだりなさるのならば…自分も負けずに怒って対抗をしてもよいのだが。








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