学研全訳古語辞典 |
もと-より 【元より・固より】
①
以前から。昔から。
出典伊勢物語 九
「もとより友とする人一人二人して行きけり」
[訳] 以前から友人としている人、一人二人とともに行った。
②
もともと。元来。
出典土佐日記 二・七
「船君(ふなぎみ)の病者(ばうざ)、もとよりこちごちしき人にて」
[訳] 船の御主人である病人(=紀貫之(つらゆき))は、元来無風流な人で。◆名詞「もと」に格助詞「より」が付いて一語化したもの。
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①
以前から。昔から。
出典伊勢物語 九
「もとより友とする人一人二人して行きけり」
[訳] 以前から友人としている人、一人二人とともに行った。
②
もともと。元来。
出典土佐日記 二・七
「船君(ふなぎみ)の病者(ばうざ)、もとよりこちごちしき人にて」
[訳] 船の御主人である病人(=紀貫之(つらゆき))は、元来無風流な人で。◆名詞「もと」に格助詞「より」が付いて一語化したもの。
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