古語:

だにの意味

ゲストさん 辞書総合TOP
古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

だに

副助詞

《接続》体言、活用語の連体形、助詞などに付く。


〔最小限の限度〕せめて…だけでも。せめて…なりとも。▽命令・願望・意志などの表現を伴って。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「昇らむをだに見送り給(たま)へ」


[訳] せめて昇天していこうとするのだけでもお見送りください。


〔ある事物・状態を取り立てて強調し、他を当然のこととして暗示、または類推させる〕…だって。…でさえ。…すら。▽下に打消の語を伴って。


出典枕草子 木の花は


「梨(なし)の花、よにすさまじきものにして、近うもてなさず、はかなき文(ふみ)つけなどだにせず」


[訳] 梨の花は、まったくおもしろみのないものとして、身近には取り扱わず、ちょっとした手紙を結びつけることなどさえしない。


参考

の「…さえ」の意味は、上代は「すら」が、中古は「だに」が、中世は「さへ」が表す。⇒さへ








だにのページへのリンク
「だに」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

だにのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




だにのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS