学研全訳古語辞典 |
たづさは・る 【携はる】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
手を取り合う。
出典万葉集 九〇四
「夕星(ゆふつづ)の夕べになればいざ寝よと手をたづさはり」
[訳] 夕方の星の出る夕べになると、さあ寝なさいと手を取り合い。
②
連れ立つ。
出典万葉集 三九九三
「思ふどち馬うち群れてたづさはり」
[訳] 親しい仲間が馬に乗って集まり連れ立ち。
③
かかわり合う。関係する。
出典徒然草 一六七
「一道にたづさはる人」
[訳] 一つの専門の道にかかわり合う人。
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