学研全訳古語辞典 |
つれ-づれ・なり 【徒然なり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
することもなく手持ちぶさただ。所在ない。
出典徒然草 序
「つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて」
[訳] することもなく手持ちぶさたなのにまかせて、一日じゅう硯に向かって。
②
しんみりと物思いにふけっている。もの寂しくぼんやりしている。
出典紫式部日記 寛弘五・一一・一
「年ごろ、つれづれにながめ明かし暮らしつつ」
[訳] (出仕前は)長年、しんみりと物思いにふけってぼんやりと明け暮れ過ごしながら。
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