学研全訳古語辞典 |
こと-ごころ 【異心】
①
ほかのことを思う心。よけいな考え。余念。他念。
出典宇津保物語 吹上・上
「ことごころなくて、夜を昼になしてなむ急ぎまうで来し」
[訳] よけいな考えはうちおいて、夜も昼もなく歩き通して急いで参上しました。
②
他の異性を思う心。浮気心。
出典伊勢物語 二一
「昔、男女、いとかしこく思ひ交はして、ことごころなかりけり」
[訳] 昔、男と女が、たいそう深く慕い合って、(どちらも)浮気心がなかった。
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①
ほかのことを思う心。よけいな考え。余念。他念。
出典宇津保物語 吹上・上
「ことごころなくて、夜を昼になしてなむ急ぎまうで来し」
[訳] よけいな考えはうちおいて、夜も昼もなく歩き通して急いで参上しました。
②
他の異性を思う心。浮気心。
出典伊勢物語 二一
「昔、男女、いとかしこく思ひ交はして、ことごころなかりけり」
[訳] 昔、男と女が、たいそう深く慕い合って、(どちらも)浮気心がなかった。
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