学研全訳古語辞典 |
たし-か・なり 【確かなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
しっかりしている。確実である。
出典竹取物語 火鼠の皮衣
「仕うまつる人の中に心たしかなるを選びて」
[訳] お仕え申し上げている人の中で、心のしっかりしているのを選んで。
②
信頼できる。安心できる。
出典万葉集 二八七四
「たしかなる使ひを無(な)みと心をそ使ひに遣(や)りし夢(いめ)に見えきや」
[訳] 信頼できる使いがいないので、(私の)心を使いに出しました。あなたの夢に見えたでしょうか。
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